速さの目安
よみうち英語の速さは、物語の英文を打ったときの記録です。意味を考えて立ち止まった時間や、慣れていないつづりも数字に表れます。速さを見るときは、同じ画面の正確さと、読んだ内容を一緒に確かめてください。ここでは、日本語版で英文を打つときの表示と、自分の記録の見方を説明します。
WPMは、五文字を一語として数える速さ
WPMはWords Per Minute(ワーズ・パー・ミニット)の略です。このアプリでは、入力対象の文字数を5で割り、それを入力にかかった分数で割って求めます。画面では小数を丸めた整数を表示します。英文に実際に何個の単語があったかを、そのまま使う計算ではありません。
計算上の例として、入力対象が100文字で、入力時間が1分なら20 WPMです。同じ100文字を30秒で終えれば40 WPMになります。これは式を説明するための例で、目指すべき合格点ではありません。長い単語、空白や記号を含む文章の長さを、一定の単位にそろえて比較するための数字です。
一方、「今日読んだ語数」は英文の単語を数えた記録です。WPMで使う五文字一語の単位とは数え方が違います。20 WPMと表示されたから、一分間に本文の単語を必ず20個読んだ、という意味にはなりません。読む量と打つ速さは、それぞれの欄で確認します。
正確さは、間違いを含めた割合
正確さは、入力対象の文字数を「入力対象の文字数+ミスの回数」で割って求めます。たとえば対象が100文字で、ミスが5回なら、100÷105で約95.2%です。五つの異なる単語を間違えたという意味ではなく、同じ位置で繰り返し間違えた分もミスとして数えられます。
正しいキーが入るまで先へ進まないので、ミスを重ねた文も、最後には全文を打ち終えられます。終えたことと、途中で何回間違えたかを分けて振り返れる仕組みです。速さが上がって正確さが下がった日は、次の場面で少し落ち着いて打ち、特につまずいた語を確認してみてください。
この文、今回、場面全体を分けて見る
入力画面には「この文の速さ」「この文の正確さ」と、「今回の平均」「今回の正確さ」があります。一つの短い文の記録と、続けて打った複数の文の記録を混ぜないようにします。短い返事をすぐ打てた直後の数字だけで、長い説明文を含む一場面全体を判断することはできません。
場面を読み終えた直後の解説画面では、その場面で打った文の速さ、正確さ、打った文数、読んだ語数を確認できます。あとから解説だけを開く場合は、内容を読むためのページとして使えます。どの画面の、どの範囲の数字を見ているかを確かめるのが、比較の第一歩です。
平均は、文ごとのWPMを足して文数で割る計算ではありません。合計の文字数と合計の入力時間から計算します。短い文と長い文では、平均に与える重みが違います。短い文が何個か速く打てても、長い文で考え込んだ時間があれば、全体の速さは下がります。
意味を調べる時間も、条件の一つ
日本語版の英文入力では、その文で最初の正しい文字を打った時点から、文を打ち終えるまでの時間を使います。最初の文字を打つ前に訳を読んだ場合と、入力を始めたあとで意味を調べた場合では、速さの数字への影響が違います。入力途中で考える時間も、その文の時間に含まれます。
読み上げを聞く、単語の窓を見る、長い台詞の話者を確かめる。物語を読むうえで必要なこうした時間まで、急いで削る必要はありません。比較したい日は、よみうちかききうちか、訳を見ているか、同じ文章を読み直しているかなど、条件をできるだけそろえます。
自分の記録は、積み上がった量と合わせる
自分の記録には、今日読んだ語数、連続日数、これまでの合計、これまでの速さ・正確さが並びます。直近14日の語数のグラフもあります。速さがほとんど変わらない日でも、続きを読み、一場面の内容が分かれば、その日の読書は進んでいます。
「これまでの速さ・正確さ」は、保存されている全体の文字数、時間、ミスから計算した数字です。今日一回の出来が、すぐ同じ大きさで反映されるものではありません。短い会話の多い日と、長い説明が続いた日では条件も違います。総合の数字に加え、今回の記録と読んだ場面を見て振り返ります。
同じ文をもう一度打つと、つづりや内容を覚えている分、進みやすくなります。それは復習の変化として受け止められますが、初めて読む文と同じ条件の比較にはなりません。また、繰り返し打った分も読んだ語数に加わるため、「合計」は異なる単語を何語覚えたかを示す数字でもありません。
次の一回は、つまずいた箇所を一つ決める
伸ばし方は、自分の記録から決めます。正確さが気になるなら、今回つまずいた語を一つだけ見直します。速さが低くても意味が分かったなら、その調子で続きを読みます。意味が取れなかったなら、速さを測り直す前に解説や対訳へ戻ります。全員に共通するWPMの目標値を、このサイトの記録だけから決めることはできません。
記録はブラウザに保存されます。端末やブラウザを変えた直後の数字を、それまでの総合記録と取り違えないでください。まず一場面を自分のペースで読み終え、速さ、正確さ、内容の三つを確認するところから始められます。
確認・集計日:2026年10月29日。日本語版の入力画面・解説画面・自分の記録の計算式と画面の表示を確認し、100文字の例は同じ計算式で算出しました。学習者の平均値や到達基準を示す数値ではありません。