Scene 22 · Notes

解説 場面 22「警察への相談」

この場面の解説

警察は手紙と親族の死の関係を認めず、悪ふざけと事故だと見ていた。警護の警官も屋敷に残っていると聞き、ホームズは憤る。

表現・文法のポイント

were not to be connected with the warnings
be toの形を含み、「警告と関係づけて考えるべきではない」という捜査官の判断を表す。地の文が事故だと確定しているわけではない。
who may remain in the house with me
mayはここでは許可・認められた措置。屋敷で一緒にいる警官の配置であり、ジョンの外出に同行しているとは述べていない。

全文の対訳

"But they listened to my story with a smile. I am convinced that the inspector has formed the opinion that the letters are all practical jokes, and that the deaths of my relations were really accidents, as the jury stated, and were not to be connected with the warnings."

「ですが、私の話を笑みを浮かべて聞いていました。捜査官は、手紙は全部悪ふざけで、親族の死は陪審の言うとおり本当の事故であり、警告とは結びつけるべきでないと考えているに違いありません」

Holmes shook his clenched hands in the air. "Incredible imbecility!" he cried.

ホームズは握り締めた両手を宙で振った。「信じられない愚かさだ」と彼は叫んだ。

"They have, however, allowed me a policeman, who may remain in the house with me."

「もっとも、警官を一人つけてはくれました。私と一緒に屋敷にいてよいことになっています」

"Has he come with you to-night?"

「今夜は同行していますか」

"No. His orders were to stay in the house."

「いいえ。家にとどまるよう命じられています」

Again Holmes raved in the air.

ホームズは再び宙に向かって怒りの声を上げた。

難易度の高い単語 (☆ で覚えたい単語に入れる)

  • incredible(インクレディブル)… 信じられない・驚くべき
  • imbecility(インベスィリティー)… ひどい愚かさ(強い非難)
  • convinced(コンヴィンスト)… (be convinced thatで)〜だと確信している・納得している
  • inspector(インスペクター)… 警察の捜査官・警部・警部・検査官
  • practical(プラクティカル)… 悪ふざけの(practical jokeで)・実際的な・実際的な・実際の
  • relations(リレイションズ)… 親族・関係(複数)
  • accidents(アクスィデンツ)… 事故(複数)
  • connected(コネクティッド)… 結びついた・関係のある・つながった

次の場面:相談までの道 Coming for Advice

なぜ今日になってベイカー街を訪ねたのか。ホームズは、手紙を受け取ってから相談に至るまでの経緯を青年に尋ねる。ジョンは知人とのやりとりを説明し、ホームズの問いに答えていく。いま机にある封筒のほかに、何か話し残したことはないのか。二人は手掛かりを確かめる。