Scene 21 · Notes

解説 場面 21「式の朝」

この場面の解説

卿によれば、式の朝のハティはこれ以上ないほど上機嫌だった。ただし式中に小さな出来事が一つあり、ホームズはその詳細を話すよう促す。

表現・文法のポイント

is very interesting
very interestingは事実を聞いたホームズの評価で、恋愛上の興味ではなく事件上の重要性を示す。
have no possible bearing upon the
have no possible bearing uponは「〜と関係する可能性がまったくない」という意味である。

全文の対訳

"Never better. She kept talking of what we should do in our future lives."

「これ以上ないほどよかった。これからの人生を二人でどう過ごすか、ずっと話していました」

"Indeed! That is very interesting. And on the morning of the wedding?"

「なるほど。それは非常に興味深い。結婚式の朝は?」

"She was as bright as possible—at least until after the ceremony."

「この上なく明るかった――少なくとも、式が終わるまでは」

"And did you observe any change in her then?"

「では、そのあと何か変化に気づきましたか?」

"Well, to tell the truth, I saw then the first signs that I had ever seen that her temper was just a little sharp. The incident however, was too trivial to relate and can have no possible bearing upon the case."

「実を言えば、彼女の気性に少し鋭いところがあるという、それまで一度も見たことのない最初の兆しを、そのとき目にしました。しかし、あまりに些細で話すほどでもなく、事件と関係があるはずもありません」

"Pray let us have it, for all that."

「それでも聞かせてください」

難易度の高い単語 (☆ で覚えたい単語に入れる)

  • ceremony(セリモニー)… 儀式・形式
  • incident(インスィデント)… 出来事・事件・騒ぎ
  • observe(オブザーヴ)… 気づく・観察する・観察する・(観察して)分かる
  • trivial(トリヴィアル)… つまらない・ささいな
  • bearing(ベアリング)… 身のこなし、品格・身のこなし・態度・関わり・関連・運んでいること・物腰・態度
  • indeed(インディード)… 本当に・そうかい
  • temper(テンパー)… 気性・癇癪・機嫌
  • relate(リレイト)… 語る・関連付ける

次の場面:小さな出来事 A Trifling Incident

式の朝もハティは明るかったが、挙式後には、卿が初めて見る鋭い気性の兆しがあった。卿は事件と関係のない、話すほどでもない出来事だと考えている。ホームズは些細に見えることも省かず聞くため、具体的な説明を促す。