Scene 24 · Notes

解説 場面 24「親しい侍女」

この場面の解説

卿はハティとアリスが非常に親しく、侍女が女主人に遠慮なく振る舞っていたと語る。二人の会話は数分続き、ホームズはその後の行動へ質問を進める。

表現・文法のポイント

is very expressive sometimes
very expressiveは言葉が感情や意味を鮮やかに表すことをいい、表情の豊かさではない。
She was accustomed to use slang
was accustomed to useは「使うことに慣れていた」から、日頃よく使う習慣を表す。

全文の対訳

"A little too much so. It seemed to me that her mistress allowed her to take great liberties. Still, of course, in America they look upon these things in a different way."

「少し度が過ぎるほどです。女主人は彼女に、かなりなれなれしい振る舞いを許しているように見えました。もっとも、アメリカではこういうことを違う目で見るのでしょう」

"How long did she speak to this Alice?"

「このアリスと、どのくらい話していましたか?」

"Oh, a few minutes. I had something else to think of."

「ほんの数分です。私にはほかに考えることがありました」

"You did not overhear what they said?"

「二人の話は聞こえませんでしたか?」

"Lady St. Simon said something about 'jumping a claim.' She was accustomed to use slang of the kind. I have no idea what she meant."

「セント・サイモン夫人は、『採掘権の横取り』について何か言っていました。あの種の俗語を使う癖がありました。何を意味していたのか、私には分かりません」

"American slang is very expressive sometimes. And what did your wife do when she finished speaking to her maid?"

「アメリカの俗語は、ときに実に表現豊かです。侍女と話し終えたあと、奥様は何をしましたか?」

難易度の高い単語 (☆ で覚えたい単語に入れる)

  • accustomed(アカスタムド)… 慣れている(be accustomed to)・いつもの
  • expressive(イクスプレスィヴ)… 表情豊かな
  • liberties(リバティーズ)… 勝手な振る舞い・無遠慮
  • mistress(ミストレス)… 女主人・愛人(女性)
  • overhear(オウヴァーヒア)… 偶然耳にする・聞きつける
  • allowed(アラウド)… 認めた・与えた・(be allowed toで)〜することを許された・(金額などを)与えられる・許された
  • jumping(ジャンピング)… 鉱区を横取りすること
  • claim(クレイム)… 請求する・権利を主張する・(知り合いだと)言う・鉱区・採掘権・(約束の履行を)求める・(~を名乗る)資格・権利・主張する

次の場面:朝食の席へ Into the Breakfast Room

ハティと侍女アリスは親しく、卿には主人と使用人の距離を越えているように見えた。短い会話の中では、採掘権の横取りを指すアメリカの俗語も聞こえている。ホームズはその表現を心に留め、会話を終えた花嫁が次にどこへ向かったか尋ねる。