Scene 22 · Notes

解説 場面 22「欠けた宝石」

この場面の解説

激怒した父はアーサーをならず者、泥棒と罵り、壊した宝冠から消えた石の場所を問い詰める。アーサーは盗んだとの言葉に驚き、何かがなくなっているはずはないと反論する。

表現・文法のポイント

"'You blackguard!'
blackguard は卑劣な人物を指す古風で激しい悪罵である。一語だけの叫びによって、父が冷静さを失った瞬間が強く表される。
There cannot be any missing,' said he.
There cannot be any missing は、何かが失われているはずはないという確信を表す。アーサーは父の言葉で初めて欠損を知らされ、驚いている。

全文の対訳

"'You blackguard!' I shouted, beside myself with rage. 'You have destroyed it! You have dishonoured me forever! Where are the jewels which you have stolen?'

「このならず者め」私は怒りで我を忘れて叫びました。「お前はこれを壊した。私の名誉を永遠に汚したのだ。盗んだ宝石はどこにある?」

"'Stolen!' he cried.

「盗んだ?」と彼は叫びました。

"'Yes, thief!' I roared, shaking him by the shoulder.

「そうだ、泥棒め」私は息子の肩を揺さぶりながら、ほえました。

"'There are none missing. There cannot be any missing,' said he.

「なくなったものなどありません。なくなるはずがない」と彼は言いました。

難易度の高い単語 (☆ で覚えたい単語に入れる)

  • blackguard(ブラックガード)… 悪党難
  • dishonoured(ディスオナード)… 不名誉を受けた難
  • destroyed(ディストロイド)… 焼失させた・破壊した
  • jewels(ジューエルズ)… 宝石(jewel の複数形)
  • stolen(ストウルン)… 盗まれた(steal の過去分詞)
  • roared(ロード)… 大声を上げた・ほえた
  • thief(スィーフ)… 泥棒
  • rage(レイジ)… 激怒

次の場面:父の告発 The Accusation

緑柱石の宝冠から、金の角と三つの石がなくなっている。激怒したホールダーは、化粧室で宝冠を手にしていたアーサーを責め立てる。しかし息子は、石が失われているはずはないと答え、父の視線を受け止める。二人の間には緊張が走る。