Scene 23 · Notes

解説 場面 23「父の告発」

この場面の解説

ホールダーは、欠けた石の隠し場所を息子が知っていると決めつけ、さらに宝冠の一部を引きちぎろうとしていたと責める。アーサーは侮辱への抗議として沈黙し、父が警察に徹底調査をさせると告げても口を閉ざす。

表現・文法のポイント

Did I not see you trying to tear off another piece?'
Did I not see ...? は、目撃したではないかと相手へ迫る修辞疑問である。tear off は、物の一部を力で引きちぎって離す動作を表す。
'I shall have this matter probed to the bottom.'
have this matter probed は、この件を他者に調べさせる使役の受動形である。to the bottom は、真相の奥底まで徹底して、という比喩になる。

全文の対訳

"'There are three missing. And you know where they are. Must I call you a liar as well as a thief? Did I not see you trying to tear off another piece?'

「三個なくなっている。そしてお前は、そのありかを知っている。泥棒だけでなく、嘘つきとも呼ばせるつもりか。お前がもう一片を引きちぎろうとしているところを、私は見たではないか」

"'You have called me names enough,' said he, 'I will not stand it any longer. I shall not say another word about this business, since you have chosen to insult me. I will leave your house in the morning and make my own way in the world.'

「もう十分に悪しざまに呼んだでしょう」と彼は言いました。「これ以上は我慢しません。僕を侮辱することを選んだのですから、この件についてはもう一言も話しません。朝にはこの家を出て、自分の力で世の中を生きていきます」

"'You shall leave it in the hands of the police!' I cried half-mad with grief and rage. 'I shall have this matter probed to the bottom.'

「出る先は警察の手の中だ」私は悲しみと怒りで半狂乱になって叫びました。「この件を徹底的に調べさせる」

難易度の高い単語 (☆ で覚えたい単語に入れる)

  • liar(ライアー)… 嘘つき難
  • probed(プロウブド)… 探った・調べた難
  • half-mad(ハーフマッド)… 気が変になりそうな・半ば狂った
  • trying(トライイング)… (trying toで)〜しようとしている・骨の折れる・つらい
  • chosen(チョウズン)… 選んだ・選ばれた
  • insult(インサルト)… 侮辱する・ばかにする・侮辱
  • thief(スィーフ)… 泥棒
  • grief(グリーフ)… 悲しみ・破滅・災難・悲嘆

次の場面:家中の騒ぎ The House Awakens

ホールダーは、失われた三つの緑柱石の行方をアーサーが知っていると決めつけている。息子は盗人と呼ばれたことに激しく反発し、朝には家を出ると言う。父は退去を許さず、警察にすべてを調べてもらうと告げる。夜の家に怒声が響いている。