この場面を読み終えました

ホームズはライダーに、もう観念しろと静かに告げる。倒れかけた彼をワトソンが椅子に戻してブランデーを飲ませると、ホームズは証拠はほぼそろっていると言い、モーカー伯爵夫人の青い石のことを聞いていたのかと問う。ライダーは、キャサリン・キューザックから聞いたとかすれた声で答える。
"The game's up, Ryder," said Holmes quietly. "Hold up, man, or you'll be into the fire! Give him an arm back into his chair, Watson. He's not got blood enough to go in for felony with impunity. Give him a dash of brandy. So! Now he looks a little more human. What a shrimp it is, to be sure!"
「もう観念したまえ、ライダー」とホームズは静かに言った。「しっかりしたまえ、きみ、火の中に倒れ込むぞ!ワトソン、腕を貸して椅子に戻してやってくれ。この男には、重罪に手を染めて平然としていられるほどの度胸はないのだ。ブランデーを少し飲ませてやりたまえ。よし!これで少しは人間らしい顔になった。それにしても、まったくちっぽけな男だ!」
For a moment he had staggered and nearly fallen, but the brandy brought a tinge of colour into his cheeks, and he sat staring with frightened eyes at his accuser.
一瞬、彼はよろめいて倒れかけたが、ブランデーで頬にいくらか赤みが戻り、自分を責める相手を、おびえた目で見つめて座っていた。
"I have almost every link in my hands, and all the proofs which I could possibly need, so there is little which you need tell me. Still, that little may as well be cleared up to make the case complete. You had heard, Ryder, of this blue stone of the Countess of Morcar's?"
「鎖の輪はほとんどすべてこの手にあるし、必要な証拠もすっかりそろっているから、きみから聞くことはほとんどない。それでも、事件をすっかり仕上げるために、そのわずかなところもはっきりさせておいたほうがいいだろう。ライダー、きみはモーカー伯爵夫人のこの青い石のことを、耳にしていたのだね?」
"It was Catherine Cusack who told me of it," said he in a crackling voice.
「教えてくれたのは、キャサリン・キューザックです」と、彼はかすれた声で言った。