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この場面の本文と訳

手紙を読み終えた国王は、アイリーンの頭の回転の速さと決断力をほめたたえ、彼女が自分と同じ身分でなかったことを惜しむ。ホームズは、彼女はたしかに陛下とはまるで違う次元にいるようだと冷ややかに応じ、依頼をうまく片づけられなかったことをわびる。だが国王は、これ以上の成功はないと言い切る。

"What a woman—oh, what a woman!" cried the King of Bohemia, when we had all three read this epistle.「なんという女だ――ああ、なんという女だろう!」三人がこの手紙を読み終えると、ボヘミア国王はそう叫んだ。
"Did I not tell you how quick and resolute she was?「あの女がどれほど機敏で思い切りがよいか、言っておいたではないか。
Would she not have made an admirable queen?見事な王妃になったとは思わぬか。
Is it not a pity that she was not on my level?"私と同じ格の生まれでなかったのは、まったく惜しいことではないか」
"From what I have seen of the lady, she seems, indeed, to be on a very different level to your Majesty," said Holmes coldly.「私が見たかぎりでは、あの方はたしかに、陛下とはまるで格が違うようです」とホームズは冷ややかに言った。
"I am sorry that I have not been able to bring your Majesty's business to a more successful conclusion."「陛下のご依頼を、もっとうまく決着させられず、申し訳ありません」
"On the contrary, my dear sir," cried the King; "nothing could be more successful.「とんでもない、きみ」と国王は叫んだ。「これ以上の成功はありえぬ。
I know that her word is inviolate.あの女が一度口にしたことを決して破らないのは、よく分かっているのだ。
The photograph is now as safe as if it were in the fire."もうあの写真は、火にくべてしまったのと同じくらい安全だ」
"I am glad to hear your Majesty say so."「陛下にそうおっしゃっていただけて、何よりです」