Scene 16 · Notes

解説 場面 16「高額な報酬」

この場面の解説

五十ギニーに心を動かされたハザリー氏は依頼を受けるが、仕事の事情をもう少し知りたいと求める。大佐は秘密を再確認し、希少で価値のある漂白土について話し始める。

表現・文法のポイント

I thought of the fifty guineas
I thought of the fifty guineas は高額報酬を判断材料として思い浮かべたことを示す。
I have heard so
I have heard so は「そう聞いたことがあります」で、詳しくは知らないが情報は認識している応答である。

全文の対訳

"I thought of the fifty guineas, and of how very useful they would be to me. 'Not at all,' said I, 'I shall be very happy to accommodate myself to your wishes. I should like, however, to understand a little more clearly what it is that you wish me to do.'

「私は五十ギニーと、それがどれほど役立つかを考えました。『いえ、結構です』と私は言いました。『ご希望に合わせます。ただ、何をしてほしいのか、もう少しはっきり理解したいと思います』

"'Quite so. It is very natural that the pledge of secrecy which we have exacted from you should have aroused your curiosity. I have no wish to commit you to anything without your having it all laid before you. I suppose that we are absolutely safe from eavesdroppers?'

「『もっともです。秘密の誓いを求められれば、好奇心が湧くのは当然です。すべてを説明せずに、あなたを何かへ巻き込むつもりはありません。盗み聞きされる心配はまったくないでしょうね』

"'Entirely.'

「『まったくありません』

"'Then the matter stands thus. You are probably aware that fuller's-earth is a valuable product, and that it is only found in one or two places in England?'

「『では、事情はこうです。漂白土が価値ある産物で、イングランドでも一、二か所でしか見つからないことはご存じでしょう』

"'I have heard so.'

「『聞いたことはあります』

難易度の高い単語 (☆ で覚えたい単語に入れる)

  • guineas(ギニーズ)… ギニー(英国の旧金貨・21シリング)の複数難
  • pledge(プレッジ)… 証し・保証・しるし・証し・誓い・固い約束難
  • fuller's-earth(フラーズアース)… 漂白土
  • eavesdroppers(イーヴズドロッパーズ)… 立ち聞きする者(複数)
  • accommodate(アコモデイト)… 応じる・都合をつける
  • curiosity(キューリオスィティー)… 好奇心
  • entirely(エンタイアリー)… すっかり・完全に
  • valuable(ヴァリュアブル)… 価値がある・高価な・貴重な

次の場面:土地の話 The Hidden Deposit

スターク大佐は、レディング近郊の小さな土地を買い、そこで価値ある鉱物を見つけたのだと語る。しかし採掘に必要な資金が足りず、周囲の土地を安く買うまでは発見を隠したいらしい。長い説明は、なぜ秘密が必要なのかを納得させるために続く。