Scene 06 · Notes

解説 場面 6「助言と助力」

この場面の解説

青年はホームズに助言と助力を求め、知人の少佐から評判を聞いたと話す。無敗だといううわさに、ホームズは自分にも敗北があると答える。

表現・文法のポイント

wrongfully accused of cheating
be accused of ...は「…の罪を問われる」。wrongfullyが加わるので、実際にいかさまをしたのではなく、誤って疑われたことを示す。
three times by men, and once by a woman
前のI have been beatenを受け、誰に負けたかをbyで示す。繰り返しを省いた対比で、回数も三回と一回にはっきり分けている。

全文の対訳

"I have come for advice."

「助言を頂きに来ました」

"That is easily got."

「それなら簡単です」

"And help."

「それに、お力添えも」

"That is not always so easy."

「それは必ずしも簡単ではありませんね」

"I have heard of you, Mr. Holmes. I heard from Major Prendergast how you saved him in the Tankerville Club scandal."

「ホームズさんのおうわさは聞いております。タンカーヴィル・クラブの醜聞で救っていただいたと、プレンダーガスト少佐から伺いました」

"Ah, of course. He was wrongfully accused of cheating at cards."

「ああ、もちろんです。トランプでいかさまをしたと、無実の罪を着せられた方ですね」

"He said that you could solve anything."

「あの方は、あなたなら何でも解決できるとおっしゃっていました」

"He said too much."

「それは言いすぎです」

"That you are never beaten."

「決して負けたことがないとも」

"I have been beaten four times—three times by men, and once by a woman."

「四回負けています。男性に三回、女性に一回です」

難易度の高い単語 (☆ で覚えたい単語に入れる)

  • wrongfully(ロングフリー)… 不当に・誤って
  • cheating(チーティング)… いかさま・不正をすること
  • scandal(スキャンダル)… 醜聞・不祥事
  • accused(アキューズド)… 罪を着せられた・非難された・被告人・告発された人(the accused)・訴えられた・責められた(accuse の過去分詞)
  • beaten(ビートゥン)… 打ちつけた・殴られた・打ちつけられた・打ち負かされた(beat の過去分詞)・殴られた
  • major(メイジャー)… 少佐・主要な・大きな

次の場面:一族の相談 A Family Matter

青年の期待に応じながらも、ホームズは自分の仕事について控えめに答える。やがて話は、いま目の前の客が持ち込んだ相談へ向かう。青年の一族には、説明のつかない出来事が重なっているらしい。ホームズは椅子を火のそばへ寄せるよう青年に勧め、最初から順に話すよう促す。