Scene 130 · Notes

解説 場面 130「友人の言葉」

この場面の解説

ワトソンは猟犬とステイプルトンへの怒りをぶつける。ホームズは叔父と甥が同じ計画で殺されたと考えるが、男と猟犬のつながりを証明する必要があると冷静に分析する。

表現・文法のポイント

answer for this deed
「この行いの責任を取る」。質問に答えるのではなく、犯罪の報いを受けさせる意味だ。
swear to the existence
「存在すると誓って言う」。法的に証言できるほどの確かな証拠がないことを示す。

全文の対訳

"That we should have heard his screams—my God, those screams!—and yet have been unable to save him! Where is this brute of a hound which drove him to his death? It may be lurking among these rocks at this instant. And Stapleton, where is he? He shall answer for this deed."

「私たちは彼の悲鳴を聞いていた——ああ神よ、あの悲鳴を——それでも彼を救えなかった。彼を死に追いやった、あの畜生のような猟犬はどこにいる。今この瞬間にも、これらの岩の間に潜んでいるかもしれない。そしてステイプルトンはどこだ。この行いの責任を取らせてやる」

"He shall. I will see to that. Uncle and nephew have been murdered—the one frightened to death by the very sight of a beast which he thought to be supernatural, the other driven to his end in his wild flight to escape from it. But now we have to prove the connection between the man and the beast. Save from what we heard, we cannot even swear to the existence of the latter, since Sir Henry has evidently died from the fall. But, by heavens, cunning as he is, the fellow shall be in my power before another day is past!"

「むろん、取らせる。私が必ずそうする。叔父と甥は殺された。一人は、超自然的なものだと信じた野獣の姿を見たその恐怖だけで死に至り、もう一人はそれから必死に逃げようとして、最期へ追いやられた。しかし今、私たちはこの男と野獣とのつながりを証明しなければならない。私たちが聞いた音以外には、野獣が存在すると誓って言える証拠すらない。ヘンリー卿は明らかに転落で死んでいるからだ。だが神にかけて、あの男がどれほど狡猾であろうと、もう一日が過ぎる前に、必ず私の掌中に収めてやる」

難易度の高い単語 (☆ で覚えたい単語に入れる)

  • brute(ブルート)… 乱暴者・獣・粗野な男難
  • supernatural(スーパーナチュラル)… 超自然の
  • frightened(フライトゥンド)… おびえた
  • connection(コネクション)… 関連・つながり・接続
  • existence(イグズィステンス)… 存在・生活・日々の営み
  • evidently(エヴィデントリー)… 明らかに・見たところ
  • murdered(マーダード)… 殺された・殺した
  • screams(スクリームズ)… 悲鳴・叫び声(複数)

次の場面:考えを巡らせる Thoughts at the Scene

衝撃の中でも、二人にはこれから何をするか考える必要がある。見たことだけで何が言えるのだろうか。ワトソンは、ホームズの判断を聞こうとしている。土地に来てから続けてきた調べが、目の前の出来事とどうつながるのか、考えずにはいられない。