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この場面の本文と訳

手紙についての問いは、具体的な文言にまで進んでいる。ライオンズ夫人には、その言葉がどう伝わったのか気になるようだ。ワトソンは本人の説明を聞こうとしている。誰かから聞いた手紙の話と、それを書いた本人の記憶とを、ワトソンは照らし合わせようとしている。

"Is there no such thing as a gentleman?" she gasped.「紳士というものは、もうこの世にいないのですか」と彼女は息を詰まらせた。
"You do Sir Charles an injustice.「あなたはチャールズ卿に不当なことを言っています。
He did burn the letter.あの方は手紙を燃やしました。
But sometimes a letter may be legible even when burned.しかし、手紙は燃やされても読めることがあります。
You acknowledge now that you wrote it?"いまは、あなたが書いたと認めますね」
"Yes, I did write it," she cried, pouring out her soul in a torrent of words.「ええ、私が書きました」と彼女は叫び、せきを切ったように心の内を言葉にした。
"I did write it.「確かに私が書きました。
Why should I deny it?なぜ否定しなければならないのです。
I have no reason to be ashamed of it.恥じる理由などありません。
I wished him to help me.あの方に助けていただきたかったのです。
I believed that if I had an interview I could gain his help, so I asked him to meet me."直接お会いできれば援助を得られると思い、会ってくださるようお願いしました」