Scene 20 · Notes

解説 場面 20「持参金の話」

この場面の解説

持参金を尋ねられた卿は、相当な額だが結婚契約により自分では扱えないと答える。ホームズは結婚式当日の朝、ハティがどのような様子だったかを尋ねる。

表現・文法のポイント

understand, a considerable dowry
I understandはここでも「〜と聞いていますが」と伝聞を確かめる働きをする。
brought, I understand, a considerable dowry
brought a considerable dowryは、花嫁が結婚に相当な持参金をもたらしたことを表す。

全文の対訳

"She brought, I understand, a considerable dowry?"

「相当な持参金を持ってきたと聞いていますが?」

"A fair dowry. Not more than is usual in my family."

「まずまずの持参金です。私の家では、普通とされる額を超えません」

"And this, of course, remains to you, since the marriage is a fait accompli?"

「そして結婚はすでに成立したのですから、もちろん、その金はあなたに残る?」

"I really have made no inquiries on the subject."

「実のところ、その件は何も調べていません」

"Very naturally not. Did you see Miss Doran on the day before the wedding?"

「それはごく自然なことです。結婚式の前日にドラン嬢と会いましたか?」

"Yes."

「ええ」

"Was she in good spirits?"

「機嫌はよかったですか?」

難易度の高い単語 (☆ で覚えたい単語に入れる)

  • considerable(コンスィダラブル)… かなりの・相当な
  • inquiries(インクワイアリーズ)… 調査・聞き取り・問い合わせ・調査(inquiry の複数形)
  • accompli(アコンプリー)… すでに成し遂げられた
  • remains(リメインズ)… 依然として〜である・残り・残り・残骸・残る・まだ〜のままである・遺体(名詞)
  • subject(サブジェクト)… 話題・専門分野、対象・観察対象となる人物・題材・科目・主語
  • spirits(スピリッツ)… 蒸留酒・気質の人々・精神・気分・気分・元気(spirit の複数形。in high spirits で「上機嫌で」、in low spirits で「元気がなくて」)
  • dowry(ダウリー)… 持参金
  • fair(フェア)… 美しい・相当な・かなりの・整った容貌の・かなりの・公平な

次の場面:式の朝 The Wedding Morning

持参金について詳しく調べていないという卿に、ホームズは式の前日の様子を尋ねる。ハティは将来の暮らしを楽しげに語り、気分よく過ごしていたらしい。探偵が知りたいのは、その明るさが式の朝にも続いていたかどうかである。