この場面の本文と訳
音楽会が終わって外へ出ると、ホームズはワトソンに家へ帰りたいだろうと声をかける。自分はこれから数時間かかる用事があるという。そして、コバーグ・スクエアの一件は重大だと言い出す。大きな犯罪がたくらまれていて、今日が土曜日なのが事を面倒にしているらしい。ホームズは今夜十時に手を貸してほしいと頼む。
"You want to go home, no doubt, Doctor," he remarked as we emerged.「先生は、そろそろ家へ帰りたいところだろうね」と、外へ出たところで彼が言った。
"Yes, it would be as well."「ああ、そのほうがよさそうだ」
"And I have some business to do which will take some hours.「私のほうは、何時間かかかる用事があってね。
This business at Coburg Square is serious."コバーグ・スクエアの一件は重大だよ」
"Why serious?"「どうして重大なんだい?」
"A considerable crime is in contemplation.「相当な犯罪がたくらまれているんだ。
I have every reason to believe that we shall be in time to stop it.食い止めるのに間に合うと信じるだけの理由は、十分にある。
But to-day being Saturday rather complicates matters.ただ、今日が土曜日なのが、話をいささかややこしくしている。
I shall want your help to-night."今夜はきみの手を借りたい」
"Ten will be early enough."「十時なら間に合う」