Scene 03 · Notes

解説 場面 3「友人の相談」

この場面の解説

妻はケイトを落ち着かせ、話を聞こうとする。ケイトは夫アイザが二日帰らないと告げ、ワトソンにも医師として助けを求める。

表現・文法のポイント

should you rather
ここでは、相手がどちらを望むかを確かめる言い方。妻は夫を寝かせて女性同士で話す方がよいかと尋ねている。
to me as a doctor
asは立場や役割を示し、医師である私に、という意味になる。続く妻についてのas an old friendと対応している。夫婦がそれぞれ異なる関係から、以前にもケイトの相談を受けていたことを示す。

全文の対訳

"It was very sweet of you to come. Now, you must have some wine and water, and sit here comfortably and tell us all about it. Or should you rather that I sent James off to bed?"

「来てくれてうれしいわ。さあ、ワインを水で割ったものを飲んで、ここに楽に座って、何もかも話してちょうだい。それとも、ジェームズには寝てもらった方がいいかしら」

"Oh, no, no! I want the doctor's advice and help, too. It's about Isa. He has not been home for two days. I am so frightened about him!"

「いいえ、そんな。先生にも相談して、助けていただきたいの。アイザのことなの。もう二日も帰ってこないのよ。あの人のことが心配でたまらないわ」

It was not the first time that she had spoken to us of her husband's trouble, to me as a doctor, to my wife as an old friend and school companion. We soothed and comforted her by such words as we could find. Did she know where her husband was? Was it possible that we could bring him back to her?

夫の問題について彼女から相談を受けるのは、初めてではなかった。私は医師として、妻は昔からの友人で同窓生として話を聞いていた。私たちは言葉を探しながら彼女をなだめ、慰めた。夫の居場所に心当たりはあるのか。私たちで彼を連れ戻してやれないだろうか。

難易度の高い単語 (☆ で覚えたい単語に入れる)

  • comfortably(カンフタブリー)… 楽に・くつろいで
  • frightened(フライトゥンド)… おびえた
  • companion(カンパニオン)… 仲間・相棒
  • comforted(カムファッティッド)… 慰めた
  • soothed(スーズド)… なだめた・和らげた
  • rather(ラーザー)… 少し・いくぶん・むしろ(rather ... thanで後者より前者)・かなり・(言い直して)むしろ・いや
  • school(スクール)… 学校
  • wine(ワイン)… ワイン・ぶどう酒

次の場面:夫の行き先 Where He Has Gone

ケイトの相談は、二日間帰宅していない夫アイザのことだった。夫のアヘンへの依存については、ワトソンも医師として事情を知っている。夫妻はケイトを慰めながら、居場所に心当たりがあるかを尋ねる。連れ戻す手立てを考えるには、まず話を聞く必要がある。