Scene 139 · Notes

解説 場面 139「緑に見える平地」

この場面の解説

ステイプルトンは二年の間に荒れ地をよく探ったと話す。馬を走らせやすそうな平地にも危険があると言い、鮮やかな緑の斑点を示す。

表現・文法のポイント

a rare place for a gallop
rareはここでは珍しいより、すばらしい・申し分ないという評価。ワトソンは平地を乗馬によさそうだと見る。
has cost several their lives
その思い込みで何人かが命を失ったということ。costは金額だけでなく、重大な損失をもたらす時にも使う。

全文の対訳

"You know it well, then?"

「では、よくご存じなのですね?」

"I have only been here two years. The residents would call me a newcomer. We came shortly after Sir Charles settled. But my tastes led me to explore every part of the country round, and I should think that there are few men who know it better than I do."

「まだ二年しか住んでいません。地元の人からすれば新参者でしょう。チャールズ卿が来て少したってから来ました。ですが、好みのままに周囲の土地をくまなく探りましたから、私以上によく知る人は、ほとんどいないと思います」

"Is it hard to know?"

「知るのは難しいのですか?」

"Very hard. You see, for example, this great plain to the north here with the queer hills breaking out of it. Do you observe anything remarkable about that?"

「非常に。例えば、北のこちらの広い平地を見てください。奇妙な丘が、そこから突き出ていますね。何か目立ったことに気づきますか?」

"It would be a rare place for a gallop."

「馬を走らせるには、すばらしい場所でしょう」

"You would naturally think so and the thought has cost several their lives before now. You notice those bright green spots scattered thickly over it?"

「当然そう思うでしょうが、その考えで、これまで何人かが命を失っています。あの鮮やかな緑の斑点が、びっしり散らばっているのが見えますか?」

"Yes, they seem more fertile than the rest."

「ええ、ほかより肥沃に見えます」

難易度の高い単語 (☆ で覚えたい単語に入れる)

  • remarkable(リマーカブル)… 注目すべき・著しい
  • residents(レズィダンツ)… 住民たち
  • scattered(スキャタード)… 散らばった・まき散らされた
  • newcomer(ニューカマー)… 新しく来た人
  • shortly(ショートリー)… (〜の)すぐ後に・まもなく
  • settled(セトルド)… 定まった・確立した・決着した・処理された・(settled myself downで)ゆったり座った・落ち着いて座った・(金や財産を人に)譲渡した・帰属させた・決着した・解決した・落ち着いた
  • explore(イクスプロー)… 探る・探検する
  • observe(オブザーヴ)… 気づく・観察する・観察する・(観察して)分かる

次の場面:平地の先 Beyond the Green Ground

ワトソンには、北側の明るい緑が点在する平地が、走るのに向いているように見えている。土地をよく知るステイプルトンは、その見方に言葉を返そうとしている。道を外れた場所の地面はどうなっているのか。景色だけからは分からない性質について話が続く。