Scene 190 · Notes

解説 場面 190「助ける手」

この場面の解説

ホームズは虐待に憤り、気絶したベリルを椅子に座らせて介抱する。意識を戻した彼女が最初に案じたのは、夫ではなくサー・ヘンリーの安否だった。

表現・文法のポイント

ill-usage and exhaustion
虐待と消耗によって気を失ったと判断している。
I did not mean my husband
escapedしたかと尋ねた相手は夫ではないと、急いで訂正する。

全文の対訳

"The brute!" cried Holmes. "Here, Lestrade, your brandy-bottle! Put her in the chair! She has fainted from ill-usage and exhaustion."

「この畜生め」とホームズは叫んだ。「レストレード、ブランデーの瓶をこちらへ。彼女を椅子に座らせろ。虐待と消耗のために気を失ったんだ」

She opened her eyes again.

彼女は再び目を開けた。

"Is he safe?" she asked. "Has he escaped?"

「あの方は無事ですか」と尋ねた。「逃げたのですか」

"He cannot escape us, madam."

「私たちから逃げることはできません、奥様」

"No, no, I did not mean my husband. Sir Henry? Is he safe?"

「いいえ、いいえ、夫のことではありません。サー・ヘンリーは。サー・ヘンリーは無事ですか」

"Yes."

「はい」

難易度の高い単語 (☆ で覚えたい単語に入れる)

  • brute(ブルート)… 乱暴者・獣・粗野な男難
  • ill-usage(イルユースィッジ)… ひどい扱い・虐待難
  • brandy-bottle(ブランディーボトル)… ブランデーの瓶
  • exhaustion(イグゾースチャン)… 衰弱・極度の疲労
  • fainted(フェインティッド)… 気を失った(faint の過去形)
  • escaped(イスケイプト)… (注意を)逃れた・見落とされた・抜け出した・逃げ出した
  • escape(イスケイプ)… 避ける・逃走・逃げること・逃げる
  • madam(マダム)… 奥様・ご婦人への呼びかけ・お嬢さん・奥様(女性への呼びかけ)

次の場面:尋ねたい相手 Asking Who Is Safe

意識を取り戻した女性は、ある人の無事を確かめようとしている。ホームズたちは質問に答える必要がある。屋敷の一室で、助けられた本人との会話が続こうとしている。訪ねた側が知りたいことと、本人がまず尋ねたいことの違いにも、注意して話を聞く必要がある。