第 14 章(XIV)バスカヴィル家の犬The Hound of the Baskervilles (Part 2)

ホームズとワトソンには、現地で動くための仲間が加わった。次の行動について、ワトソンにも詳しく知らされていない部分がある。指示を聞き、互いの動きを確かめながら、一行は夕方の荒れ地へ向かう。慣れたはずの道も、日が落ちれば違う眺めになる。

解説の目次

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  1. 172夕方の出発 Setting Out at Eveningホームズの計画を詳しく聞けないまま、ワトソンは次の行動に加わる。仲間もそろい、再び荒れ地へ向かう時間だ。何を求められるか、友人の指示に注意を向けようとしている。これまで情報を集めてきたワトソンにも、今度は、仲間と行動をそろえる役目が求められる。解説を読む ›
  2. 173馬車を降りて Leaving the Carriage借りた馬車では御者もいるため、詳しい話をすることは難しい。目的地へ近づいた一行は、これからの動きに備えようとしている。ワトソンは同行者の様子も確かめる。人前で交わす会話と、仲間だけで話せることを分けながら、一行は、慎重に足を進めている。解説を読む ›
  3. 174屋敷への小道 The Path to the Houseホームズと仲間たちは、屋敷へ続く道を進む。レストレードにも、まだ詳しく聞いていない点がある。周囲の暗さを意識しながら、一行は声を落として歩こうとしている。よく知る道でも夜になれば印象が変わり、土地に慣れない仲間には、周りを確かめる必要がある。解説を読む ›
  4. 175岩陰を選ぶ Choosing Cover屋敷へ近づいたホームズは、道沿いの場所を確かめている。仲間が身を置き、周囲を見られる所が必要だ。ワトソンは土地の様子を知る者として、問いに答えようとしている。道や窓の位置が分からないままでは、同じ場所にいても、仲間と見ているものが食い違いやすい。解説を読む ›
  5. 176窓明かりへ Toward the Lit Window窓の位置を聞いたホームズは、屋敷の様子を確かめたがっている。中では何が行われているのだろうか。ワトソンは仲間のそばを離れ、静かに近づく用意をする。昼間に訪ねた家でも、夜の外から近づくときには、窓と石垣の位置を、改めて確かめなければならない。解説を読む ›
  6. 177様子を報告する Reporting What Was Seen屋敷の食堂を見たワトソンは、さらに中の動きをうかがう。岩陰の仲間たちへ伝えるには、見落としがないよう確かめたい。窓の光と外の暗がりの間で、注意を集中させる。見たことを仲間へ伝えるためにも、誰がいて、どの方へ動くかを、分けて覚えておきたい。解説を読む ›
  7. 178低く広がる霧 Fog Over the Moor屋敷を見張る一行には、まだ分からない人の所在がある。一方、荒れ地の低い所には霧がかかっている。ワトソンたちは話を続けながら、周囲の変化にも注意を向ける。屋敷の中で確かめたいことと、外で待つ者に見える景色の変化を、ともに考えなければならない。解説を読む ›
  8. 179待ちながら見渡す Watching While They Wait空には星と月があり、地上では霧が広がっている。ホームズと仲間たちは屋敷の近くで待ち続ける。見える範囲がどう変わるか、ワトソンは周囲を見渡そうとしている。待っている間にも周囲の状態は変わり、さっきまで見えていた場所を、何度も見直すことになる。解説を読む ›
  9. 180霧を前にして Facing the Fog近づく霧を見て、ホームズは残された時間を気にしている。ここにとどまるべきか、位置を変えるべきか。一行は道と屋敷を見渡しながら、対応を相談しようとしている。身を置く場所を選ぶことは、見やすさだけでなく、仲間が互いに動ける距離にも関わっている。解説を読む ›
  10. 181道に耳を澄ます Listening Along the Path三人が待つ荒れ地の道に、足音が聞こえ始める。霧の向こうはまだ見えにくい。ワトソンは仲間と身を低くし、近づく気配を確かめようとしている。ここまで声を落として待ち続けた一行には、道の小さな物音も、聞き逃せないものに感じられる。解説を読む ›
  11. 182霧の縁を見つめる Watching the Edge of the Fog道を行くヘンリー卿を見守りながら、三人は霧の向こうにも注意を向ける。何かが近づくような音がする。白い壁のような霧を前に、次の瞬間を待つところだ。屋敷の窓を眺めていたときとは違い、いまは、霧の縁とその先の道へ視線を集める時間になっている。解説を読む ›
  12. 183道の先の動き Movement on the Path霧から現れたものを見て、一行は一瞬動きを止める。ヘンリー卿は道の先にいる。暗さと驚きの中で、ワトソンは目の前の出来事に対応しようとしている。待つことに神経を集中させてきた三人は、目で見たものに対して、すぐ判断しなければならない。解説を読む ›
  13. 184呼びかける声 Calling to a Friend急な出来事を経て、ワトソンたちはヘンリー卿のそばへ向かう。まずは本人の様子を確かめなければならない。夜の荒れ地で、友人へ言葉をかけようとしている。暗がりで動いてきたあとでも、友人に近づけば、まず顔色や呼びかけへの反応を確かめたい。解説を読む ›
  14. 185目の前の確かめ Examining What Is Thereヘンリー卿の様子を確認した一行には、ほかにも調べるべきことがある。暗がりで見えたものは何だったのか。ワトソンとホームズは、近くから確かめようとしている。離れて見たときの印象だけでなく、近くで確かめられる物にも、目を向ける必要がある。解説を読む ›
  15. 186ひと息をついて A Moment to Recover助けに来た人々を前に、ヘンリー卿は言葉を取り戻しつつある。これから自分はどうすればよいのだろうか。ホームズとワトソンは、本人の体調を見ながら話そうとしている。当人の言葉を聞きながら、ここに残るか、移動できるかを、仲間たちは相談しようとしている。解説を読む ›
  16. 187屋敷へ急ぐ Hurrying to the Houseヘンリー卿を休ませながら、一行は残る仕事について考えている。屋敷の中も確かめる必要がある。ホームズは仲間と言葉を交わし、次に向かう準備をしようとしている。今夜の仕事を続けるには、休ませる者のことも、これから動く者のことも考えなければならない。解説を読む ›
  17. 188家の中を探す Searching the House一行はメリピット荘へ入り、中の部屋を確かめ始める。誰が残り、どこにいるのだろうか。廊下や階段を進みながら、人の気配と物音を探そうとしている。外から見ていた窓だけでなく、家の内側で確かめられる場所へ、一行の調査は進んでいる。解説を読む ›
  18. 189部屋へ入る Entering the Room物音のした扉が開き、一行は部屋の中へ入ろうとしている。まだ何があるかは分からない。ホームズとワトソン、レストレードは、目の前の様子を確かめるところだ。閉じた扉の外から聞いた気配を、今度は目で確かめるため、三人は足をそろえて中へ向かう。解説を読む ›
  19. 190助ける手 Offering Help見つかった女性のために、ホームズたちはすぐ手を貸そうとしている。詳しい事情を聞くより先に、落ち着ける場所が必要だ。仲間で力を合わせ、本人の様子を見守る。話す相手が落ち着くまでは、知りたいことを急いで尋ねるより、体調を確かめることが先になる。解説を読む ›
  20. 191尋ねたい相手 Asking Who Is Safe意識を取り戻した女性は、ある人の無事を確かめようとしている。ホームズたちは質問に答える必要がある。屋敷の一室で、助けられた本人との会話が続こうとしている。訪ねた側が知りたいことと、本人がまず尋ねたいことの違いにも、注意して話を聞く必要がある。解説を読む ›
  21. 192行き先を聞く Asking Where to Go女性の話を受け、ホームズは探す相手の行き先について尋ねる。屋敷の外には濃い霧がある。今できることを考えるため、土地を知る本人の言葉を聞こうとしている。夜の荒れ地を進むなら、家の中とは違い、霧や足場についても、考えなければならない。解説を読む ›
  22. 193霧の向こうを考える Beyond the Fog窓の向こうの荒れ地は霧に覆われている。探しに出るなら、道が見えるかどうかも問題だ。部屋にいる人々は話を続けながら、夜の間にできることを考えようとしている。部屋の窓から見えるものと、現地をよく知る者の話とを、合わせて判断する時間が続く。解説を読む ›
  23. 194翌朝の大沼へ To the Mire Next Morning夜の出来事を語ったワトソンは、その後の調査へ話を進める。日が昇れば、荒れ地で確かめられることも変わる。一行は大沼の様子を、明るい時間に見ようとしている。暗い中で無理に先へ進む代わりに、朝の光で道と周囲を確かめる調べが、あらためて必要になる。解説を読む ›
  24. 195見つかった物 An Object Found大沼で物を見つけたホームズへ、ワトソンは注意を向ける。泥の中に残された物が何なのか、近くで確かめたい。荒れ地をたどる調査の途中で、二人は言葉を交わす。荒れ地に残る一つの品でも、近くで見て確かめれば、これまで聞いた話との関係を考えられるだろう。解説を読む ›
  25. 196さらに先を調べる Looking Farther On沼に残る跡をたどる一行には、分かることにも限りがある。道の先に何が残っているのだろうか。ワトソンはホームズとともに、安全な足場を選んで進もうとしている。荒れ地をよく知る人の案内があっても、大沼を歩くときには、一歩ずつ足元を確かめたい。解説を読む ›
  26. 197沼を見渡して Looking Over the Mire島に残された物を調べ、一行は荒れ地での暮らし方を考える。ホームズは周囲を見渡しながら、ワトソンと言葉を交わす。長い夜のあとにも、確かめる仕事が続く。広い土地の中で使われてきた場所を、自分たちの目で確かめることも、調査の締めくくりには必要だ。解説を読む ›