Scene 43 · Notes

解説 場面 43「遠い光まで」

この場面の解説

二人は外の灯の距離を話し、館からだけ見える場所かもしれないと考える。食事を待つ囚人が近くにいると分かり、ヘンリー卿は捕まえに行くと決める。

表現・文法のポイント

only visible from here
「ここからしか見えない」。明かりが遠くに見えることと、どこからでも見えることは別だと、ワトソンは考えている。
take that man
ここでは男をどこかへ連れていく提案よりも、「その男を捕まえる」という意志。灯を目印に囚人へ近づこうとしている。

全文の対訳

"I wonder he dares," said Sir Henry.

「よくも大胆にできるものだな」とヘンリー卿は言った。

"It may be so placed as to be only visible from here."

「ここからしか見えない位置に、置いてあるのかもしれません」

"Very likely. How far do you think it is?"

「きっとそうだろう。どのくらい離れていると思う」

"Out by the Cleft Tor, I think."

「クレフト岩山のそばだと思います」

"Not more than a mile or two off."

「一、二マイルもないね」

"Hardly that."

「そこまではないでしょう」

"Well, it cannot be far if Barrymore had to carry out the food to it. And he is waiting, this villain, beside that candle. By thunder, Watson, I am going out to take that man!"

「そうだな。バリモアが食べ物を運ばなければならないなら、遠くはないはずだ。あの悪党は、そのろうそくのそばで待っているんだ。まったく、ワトソン、僕はあの男を捕まえに行くよ」

難易度の高い単語 (☆ で覚えたい単語に入れる)

  • visible(ヴィズィブル)… 目に見える・見えている
  • villain(ヴィラン)… 悪党・悪人
  • thunder(サンダー)… (by thunderなどで)何と・一体・雷
  • wonder(ワンダー)… 不思議(no wonderで当然)・(wonder atで)〜に驚く・不思議に思う・(I wonder で)〜だろうかと思う・驚き・不思議
  • hardly(ハードリー)… ほとんど〜ない・(hardly ... whenで)〜するやいなや
  • candle(キャンドル)… ろうそく
  • dares(デアーズ)… 思い切ってする・あえてする

次の場面:二人の相談 A Decision Between Friends

遠くの光について話すうち、ヘンリー卿は行動を起こしたい気持ちを示す。ワトソンには安全を見守る役目がある。二人はその場で、どう動くか相談しようとしている。外へ出れば館の守りから離れるため、友人の望みだけでなく、危険にも目を向ける必要がある。