
ある朝、ワトソンのもとへホームズから電報が届く。地方の池のほとりで男性が殺され、その息子が疑われているという。父子の口論を見た者がおり、証言は若者に不利に見える。二人は列車で西へ向かい、新聞に載った事件の経緯と本人の言葉を読み解いていく。

妻と朝食をとっていたワトソンに、ホームズから旅の誘いが届く。二人を乗せた列車は西へ向かう。車内で語られるのは、池のそばで起きた死と、そこに居合わせた息子への疑いである。新聞記事を手に、ホームズとワトソンは、同じ証言をそれぞれの目で読み進める。

午後の列車がロスの町へ着き、ホームズとワトソンは待っていたレストレードと宿へ向かう。現場へ出る準備の話をしていると、一台の馬車が宿の前に止まる。事件を案じる人々の言葉に接しながら、ホームズたちは、新聞だけでは得られない事情を確かめようとする。

晴れた翌朝、ホームズたちは馬車で農場へ向かう。事件の関係者について話すうちに、見慣れた事実にも問いが生まれる。農場から池へ続く道、木立に挟まれた湿った地面。ホームズは現場に足を踏み入れ、残されたものを自分の目で確かめていく。

調査を終えた宿の客間で、ワトソンはホームズの説明を聞いている。別々に見えていた出来事の関わりを考えていると、給仕が来客を取り次ぐ。ホームズは相手を迎えて席を勧める。二人で続けていた話は区切られ、新たな会話が静かに始まろうとしている。