Scene 113 · Notes

解説 場面 113「たどり着いた道筋」

この場面の解説

ホームズは、小屋で待ち伏せしたワトソンの粘り強さを称える。ワトソンは、月明かりに立つ人影と、食料を運ぶ少年の目撃情報から隠れ家へたどり着いていた。

表現・文法のポイント

sitting in ambush
「待ち伏せしている」。ambushは物理的な伏せの場所だけでなく、隠れて相手を待つ行為も表す。
localise me
ここでは「私の居場所を絞り込む」。ホームズの正体ではなく、広い荒れ地のどこに潜んでいるかを特定した方法を聞いている。

全文の対訳

"Exactly."

「そのとおりだ」

"I thought as much—and knowing your admirable tenacity I was convinced that you were sitting in ambush, a weapon within reach, waiting for the tenant to return. So you actually thought that I was the criminal?"

「そうだろうと思った。君の見事な粘り強さは知っているから、手の届く所に武器を置き、住人が戻るのを待ち伏せしているに違いないと考えた。それで、本当に私を犯人だと思ったのかい」

"I did not know who you were, but I was determined to find out."

「何者かは知らなかったが、必ず突き止めようと決めていた」

"Excellent, Watson! And how did you localise me? You saw me, perhaps, on the night of the convict hunt, when I was so imprudent as to allow the moon to rise behind me?"

「素晴らしい、ワトソン。ところで、どうやって私の居場所を絞り込んだのかな。もしかすると、脱獄囚を追った夜に私を見たのか。背後に月が出るままにした、あの不用心なときに」

"Yes, I saw you then."

「ああ、あのとき君を見た」

"And have no doubt searched all the huts until you came to this one?"

「それで、この小屋に行き当たるまで、あらゆる小屋を探したのだろう」

"No, your boy had been observed, and that gave me a guide where to look."

「いや。君の少年が目撃されていたので、探す場所が分かったんだ」

難易度の高い単語 (☆ で覚えたい単語に入れる)

  • tenacity(テナシティ)… 粘り強さ・執念難
  • localise(ロウカライズ)… 場所を特定する・局所化する難
  • determined(ディターミンド)… 断固とした・きっぱりした・決心している・断固とした
  • admirable(アドミラブル)… すばらしい・見事な
  • convinced(コンヴィンスト)… (be convinced thatで)〜だと確信している・納得している
  • imprudent(インプルーデント)… 不用心な・軽率な
  • criminal(クリミナル)… 犯罪者・犯人・犯罪の・犯罪者
  • observed(オブザーヴド)… 述べた・気づいた・観察した・認められた・目に留まった・述べた(会話の挿入句)・観察した・注意して見た(observe の過去分詞)

次の場面:それぞれの調査 Two Lines of Inquiry

望遠鏡や少年の話から、二人の調査が重なる部分が見え始める。ワトソンには、この日に町で聞いたこともある。別々に集めた情報を、互いに確かめ合おうとしている。手紙だけでは伝え切れていなかったことも、顔を合わせて話すなら、細かな所まで確かめられる。