第 6 章(VI)バスカヴィル館The Hound of the Baskervilles (Part 1)

ワトソンはヘンリー卿に同行し、館のあるデヴォンシャーへ向かうことになっている。ロンドンに残るホームズは、現地からの詳しい報告を求めている。出発の日を迎えた一行は、駅で落ち合う支度をする。これまで話で聞いた土地を、いよいよ自分の目で見る旅が始まる。

解説の目次

場面を選ぶ (0 / 19 読了)

  1. 108駅へ向かう朝 On the Way to the Station約束した出発の日が来て、ワトソンはヘンリー卿たちとデヴォンシャーへ向かう支度をしている。ロンドンに残るホームズは駅まで付き添い、離れている間の調査について助言しようとしている。これから現地で何を見て伝えるべきか、旅立ちの会話が始まる。解説を読む ›
  2. 109周囲の人々 The People Around Sir Henry現地で起きることを詳しく報告するよう求められ、ワトソンは館での暮らしを考え始めている。主人の周りにいる人々を、何を基準に観察すればよいのか。ホームズと話すうち、これまで名前だけを聞いていた使用人や近隣の住人についての問いが残る。解説を読む ›
  3. 110ホームでの再会 Meeting on the Platform周囲の人々をよく見るという助言を受け、ワトソンはこれからの滞在に備えている。駅では、先に来たヘンリー卿とモーティマーが列車を待っているはずだ。出発前の短い時間に、ホームズは道中の用心と、この数日で変わったことがないかを確かめようとする。解説を読む ›
  4. 111列車の出る時 As the Train Pulls Awayヘンリー卿たちは、この二日ほどは追跡を警戒していたと話している。ただ、一緒に行動していなかった時間もあり、ホームズにはなお気掛かりが残る。列車の出発が近づく中、見送る者と旅立つ者は、最後に覚えておくべきことを短く言い交わそうとしている。解説を読む ›
  5. 112西へ行く車窓 The Westward Journeyホームズをロンドンに残し、ワトソンは二人の同行者と西へ向かっている。車窓の町や畑を見ながら、館で過ごす前に互いを知る時間がある。ヘンリー卿にとっては家に関わる土地への旅だが、館をどれほど知っているのかも、まだ話していないことの一つだ。解説を読む ›
  6. 113遠くの丘 The Distant Hillヘンリー卿は、初めて見る館と荒れ地に強い関心を向けている。列車の外には、ロンドンとは違う畑や森の景色が続いている。モーティマーは土地を知る同行者として、窓の外へ注意を促そうとしている。車内の会話と、旅先の風景が近づいていく。解説を読む ›
  7. 114小さな駅へ At the Country Station列車は、館へ向かう途中の小さな駅に近づいている。ワトソンたちはここから先の道を別の足で進むことになる。初めて訪れる土地で、迎えの者や駅の人々はどのように待っているのか。車窓から眺めていた旅が、道を走る旅へ移ろうとしている。解説を読む ›
  8. 115秋の谷筋 Through the Autumn Lanes小さな駅を離れ、迎えの馬車は館へ続く道を進んでいる。畑や古い家の向こうには荒れ地の丘が見え、三人は窓のない車上から土地を眺める。ヘンリー卿には新鮮な景色でも、ワトソンには別の印象がある。道は谷の中へ向かい、夕方の光が移ろうとしている。解説を読む ›
  9. 116丘の上の見張り The Watch on the Hill館へ向かう馬車は、木々や流れに沿った道を上っている。駅でも制服姿の男たちを見掛けており、平穏な田園の中には用心深い気配もある。土地を知るモーティマーと御者に尋ねれば、ワトソンたちにも道の周囲で起きていることが分かるかもしれない。解説を読む ›
  10. 117荒れ地へ上る Up Towards the Moor御者の話によれば、プリンスタウンから逃げた囚人がまだ見つかっていないという。駅や道での見張りは、その捜索に関わっていた。三人の馬車は、その人物が潜んでいるかもしれない土地へ近づく。名を尋ねる声とともに、車上の会話は続こうとしている。解説を読む ›
  11. 118館への道 The Road to the Hall脱獄囚についての話を聞き、ワトソンたちは馬車で広い荒れ地を進んでいる。後ろには夕日を受ける畑と森が残り、前には岩の多い起伏が続く。目的の館はまだ道の先だ。ヘンリー卿は、自分が継いだ家へ近づいていることを意識しながら周囲を見ている。解説を読む ›
  12. 119門の内側 Beyond the Gates馬車はバスカヴィル館の門へ着き、長い車道の入口に来ている。遠くから見えた建物へ近づくには、さらに木々の間を進まなければならない。ヘンリー卿は初めて自分の家の敷地へ入り、ロンドンで聞いた話と、目の前の場所との違いを確かめようとしている。解説を読む ›
  13. 120玄関の明かり The Light at the Entrance木々に囲まれた車道を通り、ワトソンたちの前に館の建物が近づいている。荒れ地を越えてきた長い移動は、ようやく玄関で一区切りになる。どのような家で、誰が迎えるのか。薄れていく日の光の中、初めて泊まる場所の姿を三人は見ようとしている。解説を読む ›
  14. 121広間へ入る Entering the Hall玄関で迎えられた三人は、荷物を下ろして館へ入ろうとしている。道案内をしてきたモーティマーには、自分の家と仕事もある。ここからの滞在を誰に頼るのかを話しながら、ヘンリー卿とワトソンは、まだ慣れない建物の内側へ足を踏み入れる。解説を読む ›
  15. 122先祖の家で In the Ancestral Homeモーティマーの馬車が去り、ヘンリー卿とワトソンは館の広間で暖を取っている。古い窓や壁の装飾には、一族がこの家で過ごしてきた時間が重なる。新しい主人は周囲を眺め、そばにいるワトソンは、家を迎える人と迎えられる人の様子を見ようとしている。解説を読む ›
  16. 123館での支度 Arrangements at the Hall荷物を部屋へ運んだバリモアが、広間へ戻ってきている。新しい主人を迎えた館では、食事や湯の支度だけでなく、これからの暮らし方も決めなければならない。ヘンリー卿は代々この家に勤めてきた執事から、当面の用意について話を聞こうとしている。解説を読む ›
  17. 124使用人の思い The Servant's Wishesバリモア夫妻は、新しい主人の都合がつく時には館を去りたいと話している。長く一族に仕えてきたつながりを、ヘンリー卿はすぐに切りたくない。どのような事情と考えがあるのか。部屋を案内してもらう前に、広間での会話がもう少し続こうとしている。解説を読む ›
  18. 125古い食堂 The Old Dining Roomバリモアに寝室を案内され、ヘンリー卿とワトソンは館での最初の夕食へ向かう。明るい部屋で少し落ち着いたあとでも、この家の広さと古さにはまだ慣れない。昼の旅を終えた二人は、先祖の暮らしが残る食堂で、新しい滞在の一夜を始めようとしている。解説を読む ›
  19. 126館の最初の夜 The First Night at the Hall夕食を終えたヘンリー卿とワトソンは、今夜は早く休むことにしている。朝になれば、暗く感じた館も違って見えるかもしれない。ワトソンは自分の寝室へ戻り、慣れない家で眠る前に窓の外を確かめようとしている。長かった旅の一日が静かに終わりへ向かう。解説を読む ›